知りたい!高齢者の食事の問題点はどこにあるの?
ご高齢の方の食事では、『メタボリックシンドローム(内蔵脂肪型肥満で様々な病気が起こりやすい状態のこと)』に注意しなければいけません。
栄養が十分に摂れなかった時代においては、たんぱく質も十分ではなく、血管に弾力がなくなってきてしまうことがありました。そのことで、脳卒中などになってしまう危険性もあったのです。
それが今ではたんぱく質は十分摂れますが、かえって高たんぱくな食事などを摂るようになり、動脈硬化症などを招く要因ともなってきているのです。
さらに、現在は食品添加物が加えられているものが多いので、その点も注意したいですね。それが元となってがんを発症してしまう危険性があるからです。
そして、ご高齢になると飲み込みが困難になってきます。詰まりを防ぐためには、餡かけにするなど、食事にとろみを付けてあげると飲み込みやすいでしょう。とろみがあると、食べたものがまとまってくれるといところも利点です。
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お年寄りの食事について、栄養はどうすれば良いの?
お年寄りの食事は、栄養素が不足しがちです。それは、運動をあまりしなくなったり食欲が落ちてしまうことも原因として考えられます。
まず、たんぱく質が不足になることが多いですね。これは、消化吸収機能が衰えてしまうので、卵や肉、魚、豆類などからバランス良く摂るようにしていきましょう。
さらに、カルシウムも大事ですよ。カルシウムが足りなくなってしまうと、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)になってしまい、骨折を招いてしまう原因ともなります。ご高齢の方だと、骨折を機に寝たきりになってしまうこともあるので、骨折には十分に気を付けなければいけません。
高齢者の方は喉が渇いたと感じにくくなったり、トイレが近くなるからと水分を摂らないでいることによって、脱水症状に陥ることも考えられます。水分は十分に摂りましょう。
そして、年齢が上がると、腸がぜん動運動をあまりしなくなったりすることで、便秘にもなりやすいことを知っていますか?食物繊維もきちんと摂取しましょう。
また、塩分の摂り過ぎには注意が必要です。とは言っても、減塩の料理では味気ないと感じられる時には、飽きないように考えて食事を用意することも大事ですね。